化粧師秀 Kewaishi-hide

「キャー！助けて！」

慌てて行って見ると、一匹のごきぶりちゃん

この世で一番、人間様に、特に女子達に嫌われているかもしれないごきぶりちゃん

もしも僕が来世このごきぶりちゃんに生まれ変わったら・・・

いやもしも、明日からごきぶりちゃんになったら・・・


日曜日の昼下がり、お腹を満たした昼休憩にそんなこと考えた瞬間

人間様たちに目の敵にされ追い回され殺虫剤を吹き付けられる

そんな恐怖との戦いが始まる日々へ。


「僕だってなりたくてなった訳じゃない」　

そんな悲鳴をあげているだろうか？　下を向いて悩んでいるだろうか？　

「どうせ僕なんか、取り得も何もなくて、嫌われものさ」


それとも


隅っこから抜け出し明るい光を目指し、青空を見上げ、ポジティブに頑張っているだろうか？


それともそれとも


もともとそんな、感情、意識すらないだろうか？


以外と自分以外のモノの立場になると言うのは簡単そうで本当は難しい。


さて皆さんは、

ごきぶりに生まれ変わっても幸せを感じているだろうか？

「そら不幸やろ」と思うのは人間の勝手で、

もしかしたら知らぬが仏で、人間より幸せを感じているかも知れない。


人間社会だけが優劣、損得、利権争い、お金に縛られたり複雑な人間関係を作ったりして

余計なストレスや悩みを作りこんでいるかもしれませんね。


そもそも人間様がこの地球上で一番上目線で物事を考えているから

こんな思考回路になるけれど、

もし地球をごきぶりちゃんが支配をしていて、人間が支配されていたら？


・・・・もしも自分が〇〇だったら・・・　

・・・・もしもありえない世界がありえたら・・・


１５分ほどの昼休憩に、一匹のごきぶりちゃんを見て学ぶ。

何を学ぶかって？

頭の置き換え体操、イメージトレーニング、感情トレーニング、

色々あるけど、目の前のささいな現象をたまには色んな視点で捉えるのって

大事なこと。


まさかごきぶりちゃんを愛しいなんて思える人はいなくても

どんな小さな生き物、モノにも命や意思があることを再認識することが出来る。


今度、ごきぶりちゃんを見つけたら、僕だと想像してみて

きっと見逃す気持ちになるかも（笑）